登録販売者も勉強しておきたいおすすめ専門分野5選

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実務関係
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たけのこ

ドラッグストア勤務5年の現役の登録販売者。
独学で登録販売者の勉強をして112点を取りました。
登録販売者以外に「薬学検定1級」「サプリメントマイスター」の資格を所有してます。

実務で経験したことを基に新人時代にやるべき勉強法や売り場に立っても困らない登録販売者試験の勉強法、さらには追加で勉強すべき専門分野や専門書、サプリメントのことも出来るだけわかりやすく発信します。

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今回の記事では、現役登録販売者として5年ほど働いてきた僕が思う登録販売者でもぜひとも勉強しておきたいおすすめの専門分野について紹介していきたいと思います。


登録販売者としてレベルアップしたい方や、もっと深く薬学関係のことを勉強してみたい方の参考になればと思います。

登録販売者が専門分野を勉強すべき理由

そもそも登録販売者が専門分野を勉強する必要があるのでしょうか?


僕は5年ほどドラッグストアで登録販売者として働いてきて思うことは「登録販売者試験で勉強したことだけでは知識が足りない」という事です。

類似成分の使い分けや、登録販売者試験で勉強しなかったことを相談されたとき、強化品の販売実績を上げたいときなどに専門分野を勉強しておいてよかったと思うことが多々ありました。

また、お客さんから相談を受けたときに、しっかりとした根拠と理論をもとに答えることが出来るので信頼感が高まるかと思います。

もちろん医学部や薬学部で勉強するようなことを1から10まで勉強する必要はありませんが、登録販売者として働く上で教養として専門分野をさわり程度でもいいので勉強しておくといいと思います。

登録販売者が勉強すべきおすすめ専門資格

薬理学

登録販売者が勉強すべきおすすめの専門分野の1つが「薬理学」です。


薬理学とはまさしく「薬が人体で作用する仕組み」について学ぶ専門分野です。

薬理学 (Pharmacology) は、薬物の人体に及ぼす作用を研究する分野である。その内容は薬物の構造特性、代謝経路、作用機序や副作用、臨床での有用性について学ぶ。薬理学は、生体の機能を考察する学問である生理学をその基礎とし、現在は様々な検査法や薬物作用から考察できる内容を理解するために初等的な化学の知識も要求される。

Wikipediaより引用 https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%96%AC%E7%90%86%E5%AD%A6

薬理学はきちんと学ぼうとすると膨大な量になってしまうので、登録販売者が全てを勉強する必要はありませんが、ぜひとも理解しておきたいのが「受容体」という概念です。

薬理学はこの「受容体」を極める分野といってもいいかもしれません。

登録販売者試験でも「M1ブロッカー」「H2ブロッカー」といった単語が出てきますが、これらは「ムスカリン受容体」「ヒスタミン受容体」といった受容体の話が絡んできています。

また、ステロイド成分がどのように作用しているのか、といった話も薬理学で勉強する範囲となります。

登録販売者は医薬品売り場で医薬品の相談を受ける立場なので、薬理学はぜひとも学んでおきたい専門分野の一つです。


いままでなんとなくで理解していた医薬品の作用もしっかりとした理論を通して理解できるようになると思います。


薬理学はちゃんと学ぼうとするとすごく難しい分野なので、僕は入門書としてこちらの本をオススメしています。

生理学

つぎにおすすめしたいのが「生理学」です。

生理学は「人の体の機能を化学的なアプローチで理解・研究する学問」です。

簡単に言うと登録販売者試験第2章をきちんと専門的に学んでいく専門分野です。

生理学 (Physiology) とは、人体を構成する各要素(それは組織、器官であったり細胞であったりする)がどのような活動を行っているかを解き明かす学問である。各要素がどのような機能を持つかという基本を抑えたうえで、その機序への理解を深めていく。更に複数要素の関わり合い、ひいては全身の機能を総合的に捉えられるようにする。これには、各要素の分類や形態的特徴(解剖学)や代謝反応などに関する生化学の知識が要求される。

Wikipediaより引用 https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%94%9F%E7%90%86%E5%AD%A6

医薬品の作用を知るためには、まずは人の体で何が起きているのかを理解しておかなければなりません。

生理学をきちんと学ぶときには化学の専門的な知識が必要になってくるのですが、ここも「そんなことが起こってるなんだな」という理解でいいと思います。(もちろん興味のある方はきちんと勉強してもいいともいます)

合わせて「生化学」も勉強しておくとより理解が深まると思います。


生理学と生化学は以下の本を入門書としておすすめしています。

化学の知識が無くても分かりやすく読み進めることが出来ると思います。



解剖学

解剖学は医学部や薬学部では先ほどの生理学とセットで「解剖生理学」として学ぶことも多いようです。

解剖学はその名の通りで体の仕組みについて勉強する分野です。

解剖学で人体の「構造」を勉強して生理学で人体の「機能」を勉強するというイメージで、両方とも人体を理解するには非常に大切な分野となっています。

解剖学(かいぼうがく、: anatomy)とは、広い意味で生物体の正常な形態構造とを研究する分野である。形態学の一つ。

Wikipediaより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E5%89%96%E5%AD%A6

解剖学と生理学をセットで勉強することで登録販売者試験の第2章を深く勉強することになります。


先ほども書いたように医薬品の作用を知るためには、まずは人体の仕組みを理解しておく必要があるのでぜひともさわり程度でも勉強しておくといいと思います。

栄養学

栄養学はなじみのある方も多いかもしれませんが「各栄養素にどのような作用があるのか」を勉強する学問です。

医薬品成分だけでなく食品などについても勉強していきます。

栄養学(えいようがく、英語: nutrition science)とは、食事食品、その成分である栄養素がどのように生物の中で利用されたり影響しているかを研究する、栄養に関する学問である。

Wikipediaより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%AD%A6

もう言うまでもなく登録販売者の業務と切っても切り離せない専門分野です。


栄養学はいろいろな本が出版されているので自分に合った本を使って勉強するといいと思います。

個人的なおすすめの本を載せておきます。

免疫学

最後におすすめするのが免疫学です。

免疫の話は分かりやすい例が花粉症などのアレルギーだと思います。

僕の場合は免疫学をきちんと勉強することで花粉症のシーズン強化品の売り上げアップに役立ちました。



アレルギー用の医薬品成分をきちんと理解するにはこの免疫学の知識が必須となってきますので、こちらもさわり程度でも勉強しておくことをお勧めします。


売場でもかなり使う頻度が高い知識ですので一度きちんと勉強するといいと思います。

まとめ

今回は登録販売者でもぜひとも勉強したいおすすめの専門分野について紹介してきました。



全部を1から10まで勉強する必要はありませんが、そんなことが起きてるんだなという事を理解しておくだけでも十分だと思います。

専門分野を勉強することで売り上げアップにつながったり、より自信と信頼感をもって接客できるようになると思いますので、興味のある分野からぜひ勉強してみてください。