【悲報?】登録販売者がいらない資格・つかえない人になる?

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実務関係
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ドラッグストア勤務5年の現役の登録販売者。
独学で登録販売者の勉強をして112点を取りました。
登録販売者以外に「薬学検定1級」「サプリメントマイスター」の資格を所有してます。

実務で経験したことを基に新人時代にやるべき勉強法や売り場に立っても困らない登録販売者試験の勉強法、さらには追加で勉強すべき専門分野や専門書、サプリメントのことも出来るだけわかりやすく発信します。

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登録販売者がつかえない資格

そもそも登録販売者がいらない・必要ない資格になるかも?



登録販売者にとって気になるニュースが入ってきましたので、共有します。



(この記事は2021/3/20に書いています)

登録販売者がつかえない資格になる?

登録販売者がつかえない資格になるかもというのはまずは以下の記事を読んでみてください。

OTC販売「2分の1ルール」撤廃 登録販売者、ドラッグストア業界はどうなる? _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】
「薬局並びに店舗販売業及び配置販売業の業務を行う体制を定める省令」(昭和39年厚生省令第3号)における一般用医薬品(OTC)の販売時間規制(OTCの販売時間が当該店舗の開店時間の一週間の総和の2分の1以上:いわゆる「2分の1」ルール)が廃止される方向だ。OTC販売に携わる登録販売者、ドラッグストア(DgS)業界にはどん...

登録販売者にとってはなかなかショッキングな内容となっています。


2分の1ルールとは?


この「2分の1ルール」とは何なのか?

 「2分の1ルール」とは、医薬品の販売時間内を営業時間内の2分の1にするというもの。現在行われている議論では、現行の規制を見直し、営業時間に関係なく販売時間を一定とし、コンビニのような長時間営業の店舗での医薬品販売を実現しようとしている。

現行のルールの場合、コンビニなどで一般用医薬品を販売する場合、登録販売者を複数雇用しなければならない。コンビニを経営するオーナーにとって、一般用医薬品はニーズがあること分かっていても、雇用の確保、あるいは人件費の増加などが障害となる。今回の規制緩和が実現すれば、複数の登録販売者や薬剤師を雇わなくても済む。

医薬品にニーズのありそうな時間、たとえば18時から24時まで一般医薬品を販売できるとなれば、コンビニにとって大きな商機となることは間違いない。新規客の取り込みにもつながるだろう。

https://diamond-rm.net/management/74525/



ドラッグストアにおいては営業時間中は常に登録販売者か薬剤師が働いています。


また、最近ではスーパーや家電量販店でも医薬品を取り扱うことが多くなってきました。


例えば、朝9時から夜10時まで営業しているスーパーがあったとします。

そして、このスーパーには医薬品コーナーがあったとしましょう。



すると、一日の営業時間は13時間ですから、2分の1ルールでは、最低6時間半は

登録販売者あるいは薬剤師がいなければならないのです。


それを、営業日は毎日そういう状況を作り出さなければなりません。

そうなれば複数人の登録販売者あるいは薬剤師が必要になります。

これが24時間営業のコンビニやスーパーなどでは、登録販売者あるいは薬剤師の

人員確保が大変になってきます。

2分の1ルールが撤廃されるとどうなるのか?

現行の2分の1ルールの下では、営業時間が長い店舗においては薬剤師の人員確保が

大変です。

この薬剤師の人員不足を解消するために、薬学部を卒業していない人でも

薬剤師に準ずる業務ができるように設定されたのが登録販売者です。



ところが、この2分の1ルールが撤廃されると、上記の引用の例のように

数時間だけ医薬品を販売するというようなことができるようになります。


そうなれば、現行ルールよりも人員確保がしやすくなります。

くすりに関してはもちろん登録販売者よりも薬剤師の方が精通していますから、

薬剤師を優先して採用する店舗も増えてくるでしょう。


となれば「登録販売者はいらない・つかえない資格」となる可能性もあるということです。

登録販売者はいらない資格になるのか?

この2分の1ルールが撤廃されれば、確かに登録販売者の需要は少なくなるかもしれません。


しかし、ドラッグストアなどではまだまだ登録販売者の人員を欲しがっていると

思いますから(薬剤師は少し高めの人件費がかかるのです)

需要が0になることはないかと思います。


また、最近の登録販売者試験の難易度が上がってきていることから、

「量よりも質」という方針に変わってきているのかなと思います。


もともとは、薬剤師の人員不足を解消するためにたくさんの登録販売者を

合格させてきましたが、これからは試験の難易度をあげて、

大量合格よりは質の高い人員を確保していくのかなと思います。