登録販売者試験の勉強をしている人にとって厄介なのが「成分名を覚える」ということ。
もちろん医薬品販売に従事する身を目指すわけですから、成分名は
必ず覚えなければなりません。
しかし、中々覚えられられない人も多いと思います。
そこで、今回は「この部分を見れば何成分なのか判別できる」方法をお伝えしていきます。
成分名にはある程度決まった名前の付け方があります。
それを押さえることで覚えやすさは格段に上がります。
先に言っておきますが、例外的な名前の成分もあります。ご了承ください。
また、合わせて登録販売者試験の勉強方法をまとめた記事もありますので、
ぜひチェックしてください。
アドレナリン作動成分の見分け方
まずはアドレナリン作動成分を見ていきましょう。
アドレナリン作動成分は「〇〇リン」という名前が多いです。
例えば「エフェドリン」「メチルエフェドリン」「ナファゾリン」などです。
また、点鼻薬に配合される血管収縮成分には「〇〇ゾリン」とつくものが多いです。
例えば「ナファゾリン」「テトラヒドロゾリン」などです。
抗ヒスタミン成分の見分け方
抗ヒスタミン成分はたくさんの種類がありますが、これらは
「〇〇アミン」や「〇〇ジン」という名前のものが多いです。
「クロルフェニラミン(ramin)」「ジフェンヒドラミン(ramin)」
「エピナスチン」「セチリジン」などがあります。
抗ヒスタミン成分は風邪薬や鼻炎薬等に配合されている成分です。
ステロイド成分の見分け方
ステロイド成分もよく出題される内容です。
ステロイド成分は「〇〇ゾン」「〇〇ゾロン」という名前が多いです。
例えば「ヒドロコルチゾン」「プレドニゾロン」などです。
局所麻酔成分の見分け方
局所麻酔成分というものもありますね。
局所麻酔成分は「〇〇カイン」とつく名前が多いです。
例えば、「リドカイン」「ジブカイン」等といったものがあります。
また、これに当てはまらない例として「安息香酸エチル」というのがよく出題
されるのでセットで覚えておきましょう。
制酸成分の見分け方
制酸成分は胃腸薬などに配合される成分です。
多くのものは金属の名前が入っています。
例えば、
「沈降炭酸カルシウム」・「炭酸水素ナトリウム」「ケイ酸アルミニウム」
「合成ヒドロタ(ァ)ルサイト」「スクラ(ァ)ルファート」
などがあります。
抗コリン成分は共通の名前がない
ここまで見てきて、では抗コリン成分の見分け方と行きたいのですが、
残念ながら抗ヒスタミン成分は共通の名前がないです。
ここに関しては頑張って覚えていくしかないです。