今回は登録販売者試験試験対策として過去問の使いこなし方を記事にしていきたいと思います。
独学で登録販売者試験の勉強を頑張ている方にはぜひ参考にしていただきたい内容です。
過去問を解く目的を知る
まずはなんで登録販売者試験において過去問を解くことが重要なのか、その目的をハッキリとさせましょう。
個人的には過去問を解く主な目的は以下のことだと思います
- 問題の傾向・難易度を知る
- 知識を定着させる
- 間違えたものを調べる力をつける
過去問はただ解くだけではあまり効果的ではないと思います。
より効果的に過去問演習をすることで点数アップをしていきましょう。
では、細かく見ていきます。
問題の傾向・難易度を知る
登録販売者試験に限らず過去問を解くメリットの一つがこの「 問題の傾向・難易度を知る 」という事でしょう。
登録販売者試験は都道府県ごとに実施され、それぞれの地域によって微妙に問題が異なります。
なので、自分が受験する地域の過去問を解くことによって、どの部分が出題されやすいのか(例えば生薬がガッツリ出されるとか、第4章は細かいところまで聞いてくるとか)難易度はどれくらいなのかを把握することが出来ます。
一通り参考書などで勉強したら積極的に過去問を解いて、自分の受験する地域で求められるところをさらに重点的に勉強するといいと思います。
知識を定着させる
登録販売者試験に限らず、ただ参考書を読んだだけではなかなか知識は定着されませんし、問題を解けるようにはなりません。
例えば、新しく漢字を覚えようとしたときに、ただその漢字を眺めるだけでは書けるようになりませんよね?
あるいは、数学の問題をただ例題と回答を眺めるだけで解けるようにはならないですよね?
必ず漢字はドリルみたいなもので実際に書いて覚えますし、数学の問題も練習問題などを繰り返し解くことでいろんな問題が解けるようになります。
登録販売者試験の場合も同じで、参考書をただ見ただけでは問題を解けるようにはなりませんし、知識も定着しません。
過去問を解くときは、ただ解いて終わりにするのではなくて、ちゃんと知識をアウトプットして定着させることを意識しましょう。
間違えたものを調べる力をつける
過去問を解いていると当然間違えるとこがあります。
このとき皆さんはどうしますか?
ここでやってほしくないのは「解答を見て終わりにする」という事です。
回答を見て「へぇー3なんだぁー」だけで終わらせては何も収穫がありません。
ここでやってほしいのは「間違えたところを参考書や専門書で調べる」ということです。
以前に「自分で調べるのは時間の無駄」といった意見を見たことがあるのですが、僕個人としては「自分で調べることで知識がより定着する」と思っています。
また、実際に登録販売者として売り場で働き始めたときには解答解説というものがありません。
分からないことがあったら自分で調べなければならないのです。
そのことを見越して、勉強の段階から自分で調べる癖をつけておきましょう。
目のまえの試験だけじゃなくて、将来売場で働くときの事を考えて勉強しましょう。
具体的な過去問を使った勉強方法
まずは参考書で知識を身に着ける
0の状態からいきなり過去問を解くことは出来ませんから、まずは自分にとって読みやすい・見やすい参考書を一冊買ってそこから知識を頭に入れましょう。
ここでのポイントは「いろんな参考書に手を付けない」ということです。
自分にとってコレだ!と思った参考書を徹底的に読み込みましょう
自分が受験する地域以外の問題を解く
参考書での勉強がある程度進んできたら、過去問を解きながら知識を定着させていきましょう。
ポイントは「自分の受験する地域の問題は、直前演習のために取っておく」という事です。
例えば、自分が東京都で受験するのならば、東京都の問題は試験直前の時間を意識した問題演習をするときに取っておいて、知識を定着させるために解くのは北海道や近畿など自分が受験しない地域の問題を選びましょう。
僕の場合は、まず第1章を勉強したら、自分が受験しない地域の第1章の問題を解きまくって、第2章を勉強したら第2章の問題を解きまくって・・・というようにやっていました。
問題の「正解」ではなく「間違いを探す」
知識を定着させるために問題を解くときにぜひやってほしいのが「選択肢の間違い箇所を探す」という事です。
「aの選択肢はここが間違っていてこうすれば正しくなる」といったようにあってる選択肢だけではなくて、間違っている選択肢をどうすれば正しくなるのかまで考える事でその1問から得られるものが2倍にも3倍にもなります。
自分が受験する地域の問題は時間配分を意識
ここまで過去問演習をやってきて問題が解けるようになってきたら、いよいよ自分が受験する地域の問題に取り組みましょう。
前までは章ごとに区切って問題を解いてきましたが、ここでは試験本番と同じように時間も意識して過去問を解きましょう。
そこで、自分はどれくらいの点数が取れるのか、どの分野が弱いのか、そういったことが分かってくるのでそこを補強するために勉強を進めましょう
「覚えた」ではなく「理解した」状態を目指す
問題を解いていて「その問題を理解した」というのはどういう状態なのでしょうか?
例えば、繰り返し問題を解いていると問題文と答えを覚えてしまって、理解していなくても問題が解けてしまうという事もあります。
個人的に「理解した」状態というのは「他人にその問題を解説できる」という状態だと思っています。
他人に説明するときにはきちんと理屈が分かっていないと説明できません。
なので、問題を解いてできるようになってきたら「他人に説明できるか?」という事を意識しましょう。
実際に売り場で働くときにはお客さんに「説明」しなければならないので覚えただけでは接客は出来ません。
まとめ
今回は登録販売者試験の過去問の効果的な使い方について記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか。
過去問はただ解くだけでは意味がありません。
きちんと目的を理解して、より効果的な過去問演習をしてください。
このブログでは勉強方法や実務に役立つ方法も発信してますので、ぜひ参考にしてください。