【現役5年目】登録販売者の一日の業務の流れ

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実務関係
この記事を書いた人

ドラッグストア勤務5年の現役の登録販売者。
独学で登録販売者の勉強をして112点を取りました。
登録販売者以外に「薬学検定1級」「サプリメントマイスター」の資格を所有してます。

実務で経験したことを基に新人時代にやるべき勉強法や売り場に立っても困らない登録販売者試験の勉強法、さらには追加で勉強すべき専門分野や専門書、サプリメントのことも出来るだけわかりやすく発信します。

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今回の記事では、ドラッグストア勤務5年目(2021年現在)の僕の一日の業務の流れを日記のようにブログ記事にしていきます。

これから登録販売者としてドラッグストアで働いてみたい方、また登録販売者でなくてもドラッグストアで働くことに興味のある方の参考になれば幸いです。

登録販売者の大まかな業務の流れ

まずは登録販売者の業務の流れを先にざっくりと見ていきましょう。


早番出勤なのか遅番出勤なのかで微妙にやることは変わるのですが、大体同じ流れだと思っていただいて大丈夫です。

ちなみに、僕が現在勤務している店舗は、朝9:00開店で夜21:00閉店のお店です。

中には24:00まで営業している店や24時間営業の店もあるかもしれませんが、今回は僕が勤務している店舗での流れをまとめていきます。

一日の大まかな流れ

  1. 業務メールチェック
  2. 品出し
  3. 指示書に従った作業
  4. 売場メンテナンス
  5. 発注
  6. (遅番の時は)レジ締め作業
  7. 業務日誌などをまとめる

※合間に接客やレジ応援などが挟まります

ざっくりとこのような流れで業務が進んでいきます。

では、細かく見ていきましょう。

業務メールチェック

まず出勤したら必ず行うことは、店のPCに送られてきているメールのチェックです。
これは、社会人であれば業種にかかわらず誰しもが行うことだと思います。


本部からの指示が来ていたり、近隣店舗からの連絡が来てたりするので、出勤したら必ずチェックします。

品出し

まずは品出しがメインの作業となります。


店舗によって方針は違うかと思いますが、僕のお店では登録販売者は医薬品に限らずに、日用品や食品や化粧品の品出しを行うこともあります。

納品が多い時には倉庫がパンパンになるほどの物が送られてくることもあり、パートさんなど総動員で品出しを行います。

一応社内マニュアルでは15:00以降は品出しをしないという事になっているそうですが、あまりにも量が多くて、店が混んでいてレジも大変なときは夜まで掛かってしまうこともあります・・・


僕の店では薬剤師がいるときは、薬剤師が医薬品の品出しを行い、登録販売者や一般従事者がその他の部門を品出しするのですが、薬剤師がいない日やいない時間は登録販売者が医薬品の品出しをします。

つまりは登録販売者はオールマイティーにすべての品出しをすることになります。


この品出しがどれくらいのスピードで終わるのかでその日の業務や、次の日以降の業務の流れに影響してきます。

納品がない日曜日はどうするのか?

日曜日は納品が無いのでおのずと品出しもありません。

なので日曜日は普段はできない期限チェックや遅れている業務を進めるといった作業に充てています。

場合によってはエアコン掃除など品出しがない時でないとできないことをしたりもします。


ただ、日曜日はお客さんの量も多いので接客やレジ応援でかなりの時間を取られてしまうことも多々あります。

指示書に従った作業

これは一日というより一か月単位でコツコツ進めていく作業になります。

月初めに指示書が送られてきて

「○○日に新商品が入荷するから展開するように」

「○○日までに棚替えを完了するように」

「○○日から□□を強化品指定します」


といったような内容がまとめられています。

その指示に合われてコツコツと進めていくことになります。


棚替えなどは時間が結構かかるものなので早めに取り掛かったりします。

売場メンテナンス

売場メンテナンスというのは前出しをしたり、売れていて棚に在庫が少なくなってきているものを倉庫から商品を補充したり、多面展開しているものは、平等に在庫が並ぶようにしたりする作業です。


これは非常に地味な作業なのですが、販売機会ロスにもつながってしまうため、しっかりと行う必要があります。

ただ、この作業も混んでいる日や作業の多い日にはなかなか手が回らずに、全然メンテナンスができない日もあります・・・


店長が何度かエリアマネージャーに「もう少しメンテナンス頑張って」と言われているのを目撃したこともあります・・・

発注

発注業務は非常に大事で、中々難しい業務でもあります。


発注が少なすぎるとすぐに欠品してしまって販売機会ロスやクレームになってしまいますし、逆に多すぎると在庫過多になってしまいますのでいい塩梅を見つけることが大切です。

この塩梅はお店によって違うので、他店に異動したときとかはその店に合わせることが大変です。

あとは、これは経験があるのですが花粉症の季節の時に「去年はこれくらい売れたからその少し多めで取っておけばいいか」と思っていたら、想像以上に需要があって、一時期あっという間に欠品になってしまったこともあります。

コツをつかむまでがなかなか難しいし、臨機応変に判断しなければいけないのが発注です。
(僕はどちらかというと苦手です・・・)

レジ締め作業

ここからは遅番の時に行う業務です。

まずは、閉店時間1時間前くらいからレジの清算を始めて、閉店したらレジ締め作業を行います。


お金を扱う作業なので丁寧に行う必要があります。

たまに、計算が合わなくなってアタフタすることもあります。

業務日誌などをまとめる

これも遅番の時の作業になりますが、閉店してレジ締めをしたら、業務日誌や日計表などをまとめる作業があります。

こちらも非常に地味な作業なのですが、お金扱っていたり、店の売り上げの記録だったりしますのでミスしてはいけない作業になります。

その他の作業

ここまで大まかな一日の業務の流れを書いてきましたが、これらの合間に行う作業もあります。

接客

これは言わずもがなですが、接客作業というのは一日を通して行う作業です。

登録販売者であれば薬の相談を受けるのはもちろん、日用品の事や化粧品のことまで扱ったりもします。


よく聞かれるのが「○○はどこにありますか?」という質問です。

ドラッグストアはものすごくたくさんの種類の商品を扱っていますので、それぞれの場所を把握するのが非常に大変です。

これは新人の方はもちろん、移動した先のお店でまた1から商品の場所を覚えなおすのは本当に本当に大変な作業です。

レジ応援

基本はパートさんやアルバイトさんがレジ打ちを担当するかと思いますが、混んでいるときにはお店のレジをフル稼働しなければならない時も多々あります。


従業員が足りない時には登録販売者でも薬剤師でもレジ応援に入らなければなりません。

僕の店は結構お客さんが多い店なので、特に日曜日などは気が付いたら2時間くらいレジ打ちしてたという事もあります。


その結果、その日にやろうとしていた作業が出来ずに終わってしまうという事もあります。

まとめ

今回は登録販売者の一日の業務の流れを簡単にまとめてきましがいかがでしょうか。


登録販売者は薬の接客のための勉強をするのに加えて、ドラッグストアで働くための色んな作業を覚えたり、商品の知識を身に着けたりしなくてはならないので、非常に大変です。

その分やりがいのある仕事でもありますので、めげずに頑張ってください。


このブログでは、登録販売者の方に向けて勉強法やおすすめの専門書などを共有していますので、合わせてご覧になってみてください。