登録販売者試験の難易度は高い?合格率が低いから難しいのか?

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この記事を書いた人

ドラッグストア勤務5年の現役の登録販売者。
独学で登録販売者の勉強をして112点を取りました。
登録販売者以外に「薬学検定1級」「サプリメントマイスター」の資格を所有してます。

実務で経験したことを基に新人時代にやるべき勉強法や売り場に立っても困らない登録販売者試験の勉強法、さらには追加で勉強すべき専門分野や専門書、サプリメントのことも出来るだけわかりやすく発信します。

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登録販売者試験を受けようという方は難易度だったり合格率が気になりますね。

結論を先に言うと

「難易度は上がているが、合格率が低いからと言って難しいわけではない」

と言えます。

その理由をこの記事で共有していきます。

登録販売者試験の合格率と難易度

登録販売者試験の合格率

まずは2020年の登録販売者試験の合格率を見ていきましょう。

2020年の登録販売者試験の合格率の全国平均は41.5%と発表されています。

都道府県別でみると、最高は広島県で58.1%、最低は埼玉県で30.1%となっています。

この数字だけ見ると半分以下の受験者しか合格していないこととなります。

合格率が低いから難易度が高いのか?

では、合格率が低いから登録販売者試験は難しい試験なのでしょうか?

私はそうは思わないです。

合格率が低い原因の一つとして「誰でも受験できる」というのがあると思います。

例えば、同じ年度の医師国家試験の合格率は90.1%だったそうです。


この数値だけ見ると、登録販売者試験は医師国家試験の倍近く難しいということになります。

これは本当にそうなのでしょうか?

医師国家試験の合格率が高いのは、6年間みっちり勉強して、ちゃんと進級してきた人が受験するから、それは合格率は高くなりますよね。

一方、登録販売者試験は誰でも受験できます。

今まで全く薬学を勉強してこなかった人や、ドラッグストアなどで働いたことがない人が、

あまり勉強してこない状態でも受験できるのです。

これが、登録販売者試験の合格率が低くなっている理由の一つだと考えられます。

なので、しっかりと勉強していけばちゃんと合格できる試験となっています。

一方、後でも書きますが、登録販売者試験の難易度は年々上がってきていて、

しっかりとした勉強をした人でないと合格できない様になってきています。

登録販売者試験の難易度はなぜ上がっているのか

登録販売者という資格はなぜ生まれたか?

そもそも登録販売者という資格はどのようにして生まれたのか?

元々は薬剤師の人員不足を解消するために設定されたのが登録販売者です。


薬剤師になるためには、薬学部に入学し、6年間そこで学び、

薬剤師国家試験を突破しなければなりません。

そのためには色々とハードルが高く、一方でドラッグストアなどの拡大により

薬剤師の人員不足が懸念されました。

そこで、薬学部を卒業していない人でも、薬剤師に準ずる業務ができるように

設定された資格が登録販売者です。

そのため、設定された当初はとにかく人員を確保するために今と比べると

難易度は低くたくさんの登録販売者が誕生しました。

登録販売者試験の難易度が上がるのはなぜか?

上で見てきたように、薬剤師の人員不足を解消するために、

登録販売者が誕生したくさんの人が資格を取得してきました。


ただ、最近は登録販売者の数がかなり増えてきていて、「量よりも質」を

求めだしたように感じます。

そのため、年々難易度は上がってきているように思えます。


しっかりと勉強してきた人のみが合格できるように篩にかけ始めています。

具体的な勉強方法などはぜひ以下の記事もご覧ください。

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